100万部売れたというベストセラー本『人は話し方が9割』
その姉妹本が発売されました、それが『人は聞き方が9割』です。
前作があまりにも売れたから、柳の下のドジョウを狙ったかぁ?
著者の永松さんが自らラジオ番組で語っていましたが、
本当に言いたかったのは、こっちの方だったようです。
つまり、聞き方がコミュニケーションにおいては重要だってことです。
考えてみればそうですよね、話す技術なんてのが必要なのは人前で話す人だけですもの。
日常のコミュニケーションにおいては、聞く力がものを言います。
『人は聞き方が9割』の中で一番印象的なのが、永松さんが見たテレビの実験番組です。
「僕は女性と話すのが得意です」(というモテそうなイケメン3人)チームと、「僕は女性と話すのが苦手です」(という見るからにモテなさそうな男性3人)チーム。
この2チームが女性3人組と制限時間5分の会話を楽しむという設定。
普通に話すと、当然のように「苦手チーム」は全然面白くなくて惨敗します。
ところが、ちょっとした仕掛けをするとたちまち逆転してしまいます。
その仕掛けとは、ディレクターが女性3人組にミッションを与えます。
「苦手チーム」に対しては、「とにかく笑顔でオーバーリアクションで面白そうに聞く」
「得意チーム」に対しては、「どんなに相手が一生懸命に話しても、真顔でうなずかずに話を聞くこと」
これだけで様子が一変するわけです。
聞く側のリアクションって、これほどに影響を及ぼすってことです。
人前で話すときも、「聴衆の中で一番リアクションが良い人を見て話せ!」って聞きます。
人と上手にコミュニケーションがとりたかったら、
一生懸命に聞いて、リアクションを大きめにするってことです。
本書で語っているのは、一言でまとめてしまえばこんな感じです。
本書には、そのあたりのことが細かく書かれています。
誰でもすぐに実践できそうです。
そんなところが、この本の売れてる理由なのでしょうね。