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絵本が教えてくれること

「おおきなかぶ」のお話はご存知ですか?

 

小学校の教科書にも載っているというくらい、日本人にもなじみのお話です。

 

ウチにもこの絵本『おおきなかぶ』がちゃんとありました。

 

これが、ロシアの民話だということをあまり意識していませんでした。

 

今、ロシアとウクライナは戦争状態です。

 

子どもに戦争のことを話すとき、喧嘩に例える人がいます。

 

「私たちが友だちとケンカをすることがあるように、国と国は戦争をすることがあるの」

 

こんな具合に、戦争のことを子どもに話すのを聞いたことがあります。

 

でも、国と国の間の戦争と友だちとの喧嘩は違うと、ワタシは思うのです。

 

戦争を始めるのは国民ではなくて、為政者です。

 

国民一人一人が考えて戦争を始めるわけではなく、

 

為政者の命令で国民(兵隊さん)が戦うわけです。

 

為政者は国民が戦う気になるように仕向けます。

 

日本でも、第二次世界大戦中に政府は「鬼畜米英」などと国民の敵愾心を煽りました。

 

国民が選んだ政府なのだから、国民と為政者は一体だという考えもありますが、

 

国民には、判断するのに十分な情報を与えられているとは限りません。

 

しかも、戦争するかどうかの意見をその場で聞かれたわけでもありません。

 

国民にしてみれば、全権委任状態(いわば、おまかせ状態)で、戦争が始まるのです。

 

戦争で被害を受けるのも為政者よりも国民です。

 

国民(ふつうの人たち)がいつも被害者になります。

 

戦争をして得をすることよりも損をすることの方が多いのです。

 

だから、為政者が戦争を始めないように普通の人ががんばらなくてはいけないのです。

 

為政者に戦争をさせてはいけないと思います。

 

そのためには、世界中のどこにも自分と同じような人がいて、

 

普通に生活をしているってことを、私たちが実感として知っていることが大事です。

 

『おおきなかぶ』を日本の子どもたちが知っているってことは素晴らしいことです。

 

どこにも同じ暮らしがあるって、子どもが自然に感じてくれると嬉しいですね。

 

こういうことが、戦争を止める力になってゆくと確信しています。

 

 

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