土曜日の朝日新聞、「多事奏論」のコーナーを楽しみに読んでいます。
天草支局長の近藤康太郎氏がどんなことを書いているのか毎週楽しみです。
そして、今回(2022. 2.19)の記事にはグッと来てしまいました。
大学入学共通テストで問題を外部に流出させた19歳に宛てたメッセージになっています。
ひとことで言えば、“やさしい”。
“やさしい”ってものにも、いろんなものがあると思うのですが、
ワタシは、この種のやさしさがグッと心にしみるのです。
どんなものかは、なかなか言葉にできないのでもどかしいのですが・・・、すみません。
全体を読んでいただけるとよいのですが、
せめて、ここではワタシが特にグッときたところを引用させていただきます。
「勉強には終わりがない。一生続く。だから、観念するしかない。だいたい、ある期間やればやめていい“勉強”なんて、勉強じゃない。」
「勉強は、勉強しているその当座、なんの役に立つのかさっぱり分からないんです。ずいぶんたってから思い出す。」
「勉強しない人間は必ずむごいエゴイストです。」
「でも勉強する人は知っている。人間なんて、どっこいどっこいだ。・・・自分も他人も、大した存在じゃない。」
「勉強するのは『人にやさしく』(ザ・ブルーハーツ)なるためなんです。」
「人間は一度過ちを犯しても、やり直せるんです。」
いかがでしょうか?
「やっぱり、そうですよね。それでいいんですよね?」って独り言ちてしまいました。
おまけですが、最後から2番目の引用が特に特に拍手です。
このセンスがたまらなく良いんです。