ネットに、‶自己肯定感が「低い日本人」「高いドイツ人」の違い〟と題する「東洋経済ONLINE」の、記事が載っていました。
その中で気になったのが、こんなフレーズです。「人に迷惑をかけない」
子どもが生まれた夫婦に「将来、どんな子に成長してほしいですか?」と聞くと、「多くは望みません、人に迷惑をかけない子であれば」という答えが返ってくることがあります。
ドイツ人からすると、「人に迷惑をかけない子になってほしい」というのが、親の描く子どもの理想像だってことが衝撃的なようです。
確かに、よく聞くような気がします。
子どもに声掛けをするときに、使っているのをよく耳にします。
他にも、「仲よく遊ぼうね」とか「親切にしようね」とか・・・。
共通するのは、子どもに言い聞かせるには抽象的に過ぎるんじゃない?というところ。
ハッキリ言って、子どもにはわかんないです‼
そうしたら、どういうことが起こるかというと、
気にしすぎて、自分がやりたいことも控えてしまうとか、親の顔色をうかがうとかです。
だって、抽象的過ぎて自分で判断できっこないから、こうするしかないでしょ?
やっぱり、子どもにはこんな抽象的な注意はしちゃいけないなと思います。
もっと言えば、子どもが遊ぶのに大人が口を出してはいけないと思うのです。
そんなことをしていたら、大人の顔色をうかがう人間になっちゃいますよ。
子どもには、何が迷惑になるかなんて、わかるわけないです。
自分のやりたいことをやっていたら、相手の子が泣き出しちゃったとかで、
もしかして、悪いことをしちゃったんじゃないだろうか?って、自分の行いを顧みるわけです。
そんなことをくり返して、子どもは成長するのでしょう。
それに、他人に迷惑をかけない、なんて不可能ですからね。
究極、自分が存在するだけで迷惑かもしれない。
人に迷惑をかけないためには、存在しない方がいい。
こんな結論になりかねませんよ。
小さい頃から、自分のやりたいことをやれるような環境をつくってあげましょう。
そして、同じように他の人もやりたいことがあるでしょうから、時としてぶつかります。
そんなときが、学びのチャンスなんですね。
そうやって、いろんなことを考えて成長していくのが大事なんだと思いますよ。