モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

節分だからね、鬼について考えてみました

「おには~、そと!」 「ふくは~、うち!」

 

なんてね、無邪気に素直にやれなくなっちゃいました、最近は。

 

オニって何? オニってみんなに嫌われてるけど、どうしてなの?

 

考えれば考えるほど、意味わかんなくなる。

 

桃太郎にしても、なんで鬼退治に鬼ヶ島へ行ったの?

 

鬼に何かされたわけ?

 

考え方によっては、桃太郎の方が侵略者ってことにもなりそうですよね。

 

おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)』を読み直したら、そういう気持ちがさらに強くなりました。

 

この絵本は小学校の教科書にも載ってるようですが、とても難しいです。

 

どうやって解釈してよいのか、大人にとっても理解が容易ではありません。

 

「にんげんって おかしいな。 おには わるいって、 きめているんだから。

 

おににも、 いろいろ あるのにな。 にんげんも、 いろいろ いるみたいに。」

 

くろおにの こども おにた が心の中で思うことです。

 

おにたは、まこと君の家の物置小屋に住んでいましたが、

 

まこと君のなくしたビー玉を拾ってやったり、にわか雨のときに干し物を取り込んだり、お父さんの靴をピカピカに磨いておいたりしました。

 

とても気のいい鬼でした。

 

でも、「おには~、そと」と、豆を投げつけられて、物置小屋を出ていきます。

 

そして、雪の中を歩いてたどり着いたのが、小さな女の子と病気で寝ているお母さんの住む家でした。

 

ここでも、おにたは、何も食べていない二人のためにご馳走を用意します。

 

それなのに、それなのに、結末はちょっと複雑です。

 

絵本なのに、結末が・・・、どう考えたらよいのか、よくわかりません。

 

子どもはどんなふうに解釈するのでしょう。

 

大人が解釈を押し付けるようなことをしない方がいいでしょう。

 

モヤモヤを抱えるかもしれませんが、それも大事なことだと思うのです。

 

 

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