車を走らせていて、赤信号で止まってふと横を見ると、
立て看板がずらっと並んでいるのが目に入りました。
小学校のフェンス沿いに並んだ、児童の制作した標語の展示でした。
青少年×××会主催の標語コンクール入選作ってことのようです。
ご丁寧に、学年と名前付きで入選作が紹介されていました。
お金がかかってる上に、個人情報ダダ洩れですが、大丈夫なんでしょうか?
どんな作品があるのかなと、信号待ちの間しばし眺めておりました。
「かていと ちいきと がっこうが みんなてをとり みまもろう」
こんな感じのものが、20個以上並んでましたよ。
子どもに標語を書かせるのって、昔からありましたけど、なんでなのでしょう?
学校って好きですよね。学校だけじゃなくみんな好きなのかな?
昔っからありますね、「火の用心 マッチ一本 火事のもと」なんてね。
ま、こういうのは注意喚起として、悪くはないのですが、
街中が標語だらけになっちゃうようだと、何だかなぁとモヤモヤするのです。
ましてや、子どもに標語をつくらせる大人の神経ってどうなってるのかなって。
人権啓発やいじめ防止や税についてなど、いろいろなことについて考えるきっかけをつくりたいのでしょうが、方法がワンパターンで思考停止しちゃってはいませんか?
それに、きっと選考委員は主催者側の大人でしょ。
子どもも、どんな作品にすれば選ばれるかな?ってことを考えながら作るでしょうね。
かつて聞いた話ですが、人権標語で最優秀賞に選ばれた作品の制作者が、
みんなが知ってるいじめっ子だったという、ぞっとする事実があったりします。
知らないのは先生だけです。
標語じゃなくて、川柳なんかにしちゃったらどうでしょうか、ね?
こちらの方が、風刺が効いて子どもらしさも発揮されるんじゃないかと思うのです。