医者なのに井戸を掘ってる人、
そんな人がいるのかぁ、なんで?
はじめてこの人を知ってから、どんどん引き込まれました。
その人とは、中村哲さんです。
その後、テレビのドキュメント番組を見て、ますますはまってしまいました。
アフガニスタンの砂漠に用水路を引いて、緑の大地をよみがえらせた光景を画面でみたときは、ジーンときました。
それ以来、親しみを込めて「こんなオジサンになりたい」と、勝手にロールモデルとして注目していました。
まさか、かの地で殺害されてしまうとは。襲撃され死亡のニュースはショックでした。
最近、新刊の『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』を読んだので、
ワタシの周りの若者に「この人、知ってる?」って訊いたら、「知らない」
「えっ、知らないのぉぉぉ?」
ぜひ、若者に読んでほしくて、力を入れて話してしまいました。
この人こそ、平和をつくり出す人だなぁと思います。
彼が同時代に生きて活躍してくれていることがワタシを奮い立たせてくれました。
「彼のように生きたい」と、事あるごとに気持ちを新たにしました。
中村哲さんが歴史上の人物になってしまうことが寂しいです。
若い人には彼のやってきたこととその思いを、ぜひ読んでほしいと思います。