「前からピアノ習いたかったんだぁ」とつぶやいたら、
「やればいいじゃん、やりなよ!」って言われた。
それを聞いて、「でもねぇ、・・・」
こんな話の展開、ありませんか?
なんか言われて、「でも・・・」って言葉がつい口から出てしまう。
「でも」の後に続くのは、できない言い訳です。
「でも」と言った瞬間に、ピアノを習えない理由さがしに意識が向いてしまいます。
「でも」「でも」を連発する人は、周囲の人がどんなに勧めても前に進めません。
これ、ワタシにも当てはまるところがあります。
ワタシと同じように、あなたがつい「でも」と言ってしまう人だったら、
この絵本を読んでみるといいかもしれません。
『だってだってのおばあさん』です。
おばあさんと、一緒に住んでいる一匹の猫の話です。
おばあさんは98歳です。
猫が魚釣りに誘っても、おばあさんは「だって、わたしは98さいだもの」と言って断ります。
99歳を迎えた誕生日のことです。お祝いをしようとケーキをつくります。
猫にはロウソクを99本買ってくるように頼みます。
ところが、猫は途中で川にロウソクを落としてしまいます。
残ったロウソクは5本、ないよりましと5本でお祝いを始めます。
ロウソクに火をつけて数えると、1つ2つ3つ4つ5つ、1さい2さい3さい4さい5さい。
「5さいのたんじょうび おめでとう」と自分にお祝い。
それ以来、「だって、わたしは5さい・・・」「いくわ」となるわけです。
魚釣りにも行くし、川も飛び越えるし、川にも入るし。
「でも・・・」「だって・・・」とブレーキをかけていたのは自分なんだとワタシも気づきました。
だから、自分の口から「でも・・・」が出てしまったときは、すぐに引っ込めるようにしています。
もし、あなたもワタシと同じだったら、考え方を変えてみませんか?
「でも・・・」なんて言わないでくださいね!