モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

子どもたちに、今の私ができること

子どもを前にすると、背筋がシャンと伸びます。

 

若者に向かい合うと、誠実にあらねばと自分自身に言い聞かせます。

 

そして、胸に刻むのは――「戦争は絶対にしません」という誓いです。

 

なに大仰なことを言っているんだ?と自分でも思います。

 

でも、けっこうマジなんです。

 

茶色の朝』という本をご存知ですか?

 

この本の説明は難しいです。読んで感じてもらうのが一番だと思います。

 

ワタシは一年に何回か、この本を手にとるようにしています。

 

子どもや若者に接する際に、いちばん根底にある想いは「戦争は絶対にしません」です。

 

この言葉はワタシにとって不思議な言葉で、この言葉を思った瞬間に、自分は今何をするべきか考え始めるのです。

 

「戦争しません。」だから「戦争につながることには反対します。」

 

じゃぁ、「戦争につながることって何?」

 

小さな暴力も、差別も、いじめも、誰かを排除することも・・・

 

生活のあらゆるものが、「だいじょうぶか?」と点検の対象になります。

 

小さなことでも必要ならば、声を上げなければなりません。

 

そのときは今なのか、いつも自分が試されます。

 

1月5日の天声人語朝日新聞のコラム)にあった、作家の野上弥生子さんの一文が心にズシンと来ました。

 

「・・・コレラとペストが一緒に流行つてもよろしうございます。どうか戦争だけはございませんやうに」

 

コロナが流行してほしくはありませんが、見失ってはいけないものがある。

 

どんなときにも、思考停止には陥らない。考えつづけること。

 

基本を思い起こさせてくれる本なのです。

 

 

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