前記事で「ウサギとカメ」の話を書いたのは、朝日新聞のこちらの記事を読んだからです。
(HUGSTA Journal)「サンタはいるの?」答えなんてない 五味太郎さんに聞く:朝日新聞デジタル
「クリスマスになってサンタさんが来るという話を子どもにするときに、何となくうそをついている気がしてしまいまして・・・。」
こんなふうに質問してくる記者に五味太郎さんはどんなふうに答えたのか?
「自分の子には『うまいことを言ってやろう』とか思ってない?」
「『いるよ』って答えてもいい。『わかんないよね』って共有しちゃってもいい。混乱した方がいい。」
「親が心からの本音をしゃべるのは、親の責任だと思うけどな。」
まったくその通り、同感です。
マニュアル本に頼るなって、五味さんは語っています。
「子どもは子どもなりの精神活動をずーっとやっている。子どもをちゃんと、見てみてよ。」
五味さんに勢いを借りて言ってしまえば、
だいたい、子どもの成長に大人の方がついて行けてないですよね。
自分のことをすっかり成長して既に完成していると思っている大人が多い。
子どもにバカにされないように、ちゃんとしたところを見せようとする。
子どもを教え導こうなんて思っていると足元をすくわれます。
子どもは大人のことをじっと見ています。
そして、「この大人はダメだ」って見抜く力も持ってます。
子どもを侮ることなかれ、です。