子どもが学校に行く頃から気になってくるのが小遣いです。
親仲間でも話題になったりしますよね。
今は便利な世の中なので、ネットの検索窓に「こども こづかい」と入れれば、すぐさま「相場」が出てきます。
でも、ちょっと待ってください。
金額や与え方を考える前に、そもそも小遣いって何なのかを考えたいです。
小遣いは与えなくてはならないもの、と決まっているわけではありません。
子どもに、安易にお金をあげたり持たせたりするのは良いこととは限りません。
アメリカなどでは、何か家庭内の仕事をしてお金をもらう、というのを聞いたことがあります。
労働の対価としての報酬という考え方だと思います。
ワタシは、使い道を親に説明しなくてもよい所持金が「お小遣い」だと考えます。
だから、子どもから要求があるまで小遣いを与えるつもりはありませんでした。
子どもには、こんなふうに話していました。
「親はあなたを世話する責任があるので必要なものは買ってあげます。欲しいものがあったら言ってください。こちらが必要だと納得したら買ってあげます。」
ただ、子どもが親からある程度離れて行動ようになると、親の同意が簡単には得られないようなものが欲しくなったりするでしょう。
友達づきあいってものも発生するでしょうからね。
そんなときに困らないようにと、ある年齢から(親が見極めて)数百円の単位で定額を毎月渡していました。
これが親に使い道を説明しなくても良い所持金です。
すぐに使ってしまっても良いし、使わないで貯めておくのもオッケーです。
こんなところから、お金の管理も学んでほしいと思っていました。