日本の若者には暇がない。
選挙の投票率が高いスウェーデンのことをいろいろ調べていたら、ある事実に行きつきました。
日本の若者には暇がないということ。若者ばかりでなくて大人にも暇がありません。
パチンコという遊興施設が流行るのも、日本人には暇がないということが関係しているように思うのです。
欧米には日本よりもずっと長い休暇を取る習慣があるようです。
夏のバカンスはよく知られていて、3週間4週間と長い休みを取るようです。
これは子どもの夏休みの話じゃなくて、大人のそれですよ。日本では考えられない長さです。
日本人は、休暇が短いから欧米人のように湖畔の別荘で過ごすなんて余裕もなく、その結果パチンコなどの手っ取り早い娯楽が流行るということか。
スウェーデンでは多くの若者が地域の活動に加わっています。それができるのはある程度の暇があること。
日本みたいに小さなころから受験を意識して猛勉強するわけでもないし、塾もないから何かをやる余裕があるのですね。
若者が、学校外でも主体性をもって何かの活動に参加し、社会性を身につける。それが社会参加を促す。
こうやって社会的・政治的関心も自然に高まり多くの人が投票に行くようになるから投票率も高くなるはずです。
忙しくって投票に行く暇もない、なんて洒落にもならないですよね。