「僕は父さんの自慢のネタでしかないじゃないか!」
ドラマの中のセリフです。でも、実際にありそうです。
「お受験」などと言われて久しいですが、子どもが産まれたら競争の始まりです。
物心ついたときから教材を買いそろえ幼児教育なるものが始まります。
小さい頃から「習い事」漬けで、早いところでは小学校でお受験を経験し、競争街道まっしぐらです。
親は子どものためを思っての行動です。決して子どもを苦しめようとしているわけではありません。
これは親の愛です。子どもにできる限りのことをしてあげたいと思うのは自然なことです。
親ならみんなそう思っていますよね。
「エゴで導くか、愛で見守るか」
この線引きが難しいところです。これは結果が出ないとはっきりわからないですからね。それはずっと後のことです。
ただ、ひとつ言えることがあるとすると、「親が子ども以上に勉強しなければならない」ということです。
この勉強は子どもがしている勉強とは違います。
親は無免許です。免許もないのにみんな平気で子育てをしています。
これって、本当はとても危険なことなんじゃないかと思うのです。
だからって「親になるのを免許制にしろ!」などと言っているわけではありません。そんなことできる訳がありません。
ただ、そのことを自覚することが大事だなと。
親は子どもにしてあげること、その一つひとつが子どもにとって本当に必要なことなのかを問うべきではないかと。
「これは自分のエゴなのではないか?」
子どもの成功を自慢したくなってしまう瞬間があります。
こういう時に「自分にもこのエゴが潜んでいる」って空恐ろしくなったことが何度もありました。
「愛なのか?エゴなのか?」
やっぱり子育ては修行ですね。