カタカナ英語は本当に困りものです。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字というぐあいに表記の仕方がバラエティーに富んでいます。
おっと、ワタシも最初っから「バラエティー」なるカタカナ表現を使ってしまいました。
このカタカナは外国語を日本語の中に取り入れるために大きな働きをしています。
便利なことこの上ないのですが、一方で英語学習にとっては弊害もあります。
子どもたち・生徒たちの中にはカタカナで表された語はみんな英語だと思っている割合が高いです。
カタカナで表された語がみんな英語とは限りません。
たとえば、ランドセル・リュックサック・ピンセット・バンド・タバコ・カッパ・カルタ・パン・カステラなどなど。
ちなみに、ランドセル・リュックサック・ピンセットがオランダ語で、バンド・タバコ・カッパがポルトガル語で、カルタ・パン・カステラがスペイン語由来です。
たとえ、英語由来だとしてもカタカナ英語は困りものです。
アップル・ガール・ウォーターのように発音がもともとの英語と違っているものがあります。
また、バスのようにお風呂なのか自動車なのか紛らわしいものもあります。
これらの音に慣れ親しんでしまっているので、英語の発音に修正するのに困難を感じる学習者も多いようです。
また、発音だけではなくて本来の意味が違うカタカナ英語もあるので困ります。
それがこちらです。クーラー・ハンドル・ホットケーキ・タレント・ホチキス・コンセント・クレームなどなど。
カタカナは便利なようですけど、実は学習者の英語習得の妨げになっているってことです。そんなふうに思いませんか。