モヤモヤを抱えて今日も生きる。

とかくこの世は生きにくい。日々モヤモヤを抱えて生きています。モヤモヤジャンルは本・子育て・教育・映画・ニュース・社会などです。あなたに響けば幸いです。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ミシンと金魚』がおもしろかった

永井みみさんのデビュー作『ミシンと金魚 (集英社文芸単行本)』を読みました。 読み始めてすぐに、カケイさんの独特な語りに引き込まれてしまいました。 認知症を患う「あたし」がカケイさんです。 このカケイさんの語る内容が壮絶な女の一生なんですね。 で…

バカロレアの哲学が市民を育てる

「当たり前」を疑うための「型」を学ぶ フランスの哲学教育を言い表した言葉です。 『バカロレアの哲学 「思考の型」で自ら考え、書く』という本のなかに書いてありました。 フランスにはバカロレア試験というものがあると、以前から聞いていました。 バカロ…

若いときには考えてもみなかったこと

そんなに頻繁ではないのですが、 定期的に書店を訪れて結構な時間を費やしてうろつきまわります。 そして、向こうから呼ばれたように感じた本を何冊か買って帰ってきます。 この本もその中の一冊でした。 『新聞記者、本屋になる (光文社新書)』というタイト…

『ディア・ペイシェント』を読みました

どんな職業も、自分が就いてみないとわからないもので、 医者も例外じゃないですよね。 一般人のワタシでも、病気になればお世話になりますから、 それなりに医者との付き合いがあるわけです。 そうすると、外から見てもある程度は想像がつくものです。 それ…

親が子どもをいじくりまわしてダメにする?

子育て中の親御さんにはちょっときつい言い方かもしれませんが、 あながちハズレではないのかとも思います。 非行は言わずもがな、不登校、ひきこもり、受験競争、無気力などなど昨今の子どもたちをめぐる状況は深刻です。 子育て中の親御さんだったら、無関…

なんで本を読むんだろう?

読書好きだと自分でも思います。 じゃぁ、どうして本を読むんだろう? 決まってるじゃない、楽しいからだよ。 読書が楽しいのはわかりますが、今どき楽しいことって言ったら他にもあります。 若者の読書離れが言われるようになってから久しいですよね。 こと…

『ミーツ・ザ・ワールド』がなんか新鮮だったァ

金原ひとみの小説『ミーツ・ザ・ワールド 』を読みました。 なんか新鮮でさわやか?読んでいて愉しかったです。 何が新鮮かって? 彼女の作品なのにセックスシーンが一つも出てこないのです。 『蛇にピアス』以来、そんなに好きな世界ではないのに関心をもっ…

終戦記念日に思う、自分がすべきこと

また、この季節がやってきた。 この季節は夏休みでもあり、お盆があるからかもしれませんが、何となく独特の雰囲気がある時期です。 それは、終戦記念日がちょうどこの時期に当たるということが大きいかもしれません。 そのちょっと前には、広島・長崎の原爆…

「暮らすって物入りね」

「生活するってお金がかかるんだなぁ」 朝日新聞の投書欄に載っていた19歳の予備校生の言葉です。 一人暮らしを始めて気づいた電気代の高さ。 さんざん親に言われてきたことが、「一人暮らしを始めて、初めてその意味を理解した」 自立の大事な一歩ですよ…

カルチャーショック!電車にギューギュー

ある本を読んでいたら、森鴎外の小説の一部が引用されていました。 めったに外に出ない秀麿は、事新しくベルリンの電車と違ふ所を考へた。あっちでは座席が一ぱいになれば満員である。吊革は運転中に電車の中を歩く時掴まるために吊ってあるのだから、それを…

怒る勇気とは?

岸見一郎さんの大ファンです。 岸見さんといえば、『嫌われる勇気』が大ベストセラーになりました。 だから、この本『怒る勇気 』も二番煎じや二匹目のドジョウじゃないの? こんなふうに思ってしまったワタシが浅はかでした。 手に取って読んでよかったです…

シンケイスイジャク?

本を読んでいたら出くわした言葉です。 シンケイスイジャクは神経衰弱のことです。 現在ではあまり使われなくなったそうですが、病気の名前です。 字から推測すると神経が弱ってしまう病気ってことなのでしょう。 医学とかを専門にしていないと、なかなかお…

こどもホスピスをご存知ですか?

こどもは成長と発達そのものです。 この世に生を受けた瞬間からどんどん大きくなるイメージです。 でも、生まれつき深刻な病を患ったこどももいます。 現在の医療では治療法がないといわれる病気を患ったこどももいます。 そんなこどもたちは、学校に行きた…

こどもはみんなうんちがすきだよね

『みんなうんち 』は、五味太郎さんの絵本です。 それにしても、こどもってみんな、うんちが好きですよね。 こどもたちがいるところで、「うんち」っていうとみんな喜びます。 大人の前で、わざと「うんち」を連発するこどもがいます。 大人がしかめ面をする…

14歳のときってどんなだったか?っていろいろ考えた

「自分の想定している読者をどこか知らない国の、100年後の少年、あるいは少女としています。」 これは、作家の高橋源一郎さんの言葉です。 自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『飛ぶ教室』で話していました。 なんでか? 「おそらくその頃に、一人…